Phantom Wallet(ファントムウォレット)は仮想通貨界隈で人気のマルチチェーンウォレットであり、日本でも使っている人は多くいます。
元々はSolana(ソラナ)チェーン専用のウォレットであり、そのためSolanaチェーンを利用する場合に使っている人が多いです。
以下にPhantom Wallet(ファントムウォレット)について、特徴や使い方だけでなく、Metamask(メタマスク)ウォレットとの違いについても詳しく解説していきます。
Phantom Wallet(ファントムウォレット)の特徴を解説
Phantom Wallet(ファントムウォレット)は、仮想通貨やNFTの送受信ができるマルチチェーンウォレットです。
(引用:https://phantom.app/blog/introducing-phantom-multichain)
元々はSolanaチェーン専用のウォレットであり、その使いやすさから人気を博しました。日本でもSolanaユーザーはもちろん、Move to Earnアプリ「STEPN」を遊ぶ際に、Phantom Wallet(ファントムウォレット)をダウンロードしたという人も多いと思います。
しかし2023年5月からは、Solanaチェーンだけでなく、Ethereumチェーン、Polygonチェーンのサポートを開始しました。
(引用:https://phantom.app/blog/introducing-phantom-multichain)
また、MetaMask(メタマスク)などのEVMウォレットをPhantom Wallet(ファントムウォレット)にインポートすることも可能になっています。
このようにPhantom Wallet(ファントムウォレット)は、「一つのウォレットですべてを賄える」ことを目標としたマルチチェーンウォレットの構築に努めています。
Phantom Wallet(ファントムウォレット)とMetamask(メタマスク)の違い
仮想通貨のウォレットといえばMetamask(メタマスク)が最も有名ですが、Phantom Wallet(ファントムウォレット)とどういった違いがあるのか説明します。
以下の3つが、Phantom Wallet(ファントムウォレット)にしかない特徴です。
①Solanaチェーンに対応している
前述したようにPhantom Wallet(ファントムウォレット)はSolanaチェーン(SPL規格)に対応したウォレットですが、Metamask(メタマスク)はSolanaチェーンに対応していません。
そのため、SolanaチェーンのトークンやNFTを扱う際にはPhantom Wallet(ファントムウォレット)を使用する必要があります。
②トレード履歴・送受信履歴を簡単に見ることができる
Phantom Wallet(ファントムウォレット)はトレード履歴・送受信履歴がウォレット内で簡単に見ることができます。
初心者にも分かりやすいUIが意識されており、ブロックチェーンに詳しくなくとも非常に使いやすいウォレットです。
③所持NFTがデフォルトで表示される
Phantom Wallet(ファントムウォレット)はNFTもデフォルトで簡単に見ることができます。
これはNFTが本格的に流行し始める前から存在する機能であり、当時は非常に先進的でした。現在はMetamask(メタマスク)も設定することでNFTを表示できるようになっています。
Phantom Wallet(ファントムウォレット)はブラウザとスマホ両方に対応
Phantom Wallet(ファントムウォレット)は、PCブラウザでもスマホでも使うことができます。
対応しているブラウザはChrome・Brave・Firefox・Edgeの四つです。
(引用:https://phantom.app/download)
スマホに関しても、iOSおよびAndroid両方に対応しています。
(引用:https://phantom.app/download)
Phantom Wallet(ファントムウォレット)の使い方
Phantom Wallet(ファントムウォレット)をダウンロードする方法、および入金方法について画像付きで解説します。
1.公式サイトからPhantom Walletをダウンロードする
Phantom Wallet公式サイト(https://phantom.app/)に行き、「Download」をクリックします。
使用したいデバイスのページからPhantom Walletをダウンロードしましょう。
2.新規ウォレットを作成する
Phantom Walletを起動後に「新規ウォレットの作成」をクリックし、ログインパスワードを設定します。
3.シークレットリカバリーフレーズを保存する
シークレットリカバリーフレーズとして12種類の英単語が表示されますので、メモを取ったりして大切に保存しましょう。ウォレットの復元をする際に必要になる大事なものです。
4.Phantom Walletに仮想通貨を入金する
Phantom Walletに入金したい仮想通貨をクリックし、入金アドレスを確認しましょう。
例えばSolana(SOL)を入金したい場合、Solana入金のページからアドレスをコピーすることができます。
同じPhantom Wallet内でも、Ethereum・PolygonとSolanaではアドレスが異なりますので注意しましょう。
まとめ
Phantom Wallet(ファントムウォレット)は、利便性を追求した人気の仮想通貨ウォレットです。
使いやすいインターフェースにより、ユーザーは分かりやすく仮想通貨を保管し、取引を行うことができます。
マルチチェーンに対応し、トークンの送受信以外にもさまざまな機能も備えています。ぜひPhantom Wallet(ファントムウォレット)を使って、便利な仮想通貨の世界を楽しんでください。
Phantom Wallet公式サイト:https://phantom.app/
Phantom Wallet Twitter:https://twitter.com/phantom